大物・厚板の製缶溶接(11000mm×φ3500mm)対応可能 大手プラントメーカー実績多数大物・厚板の製缶溶接(11000mm×φ3500mm)対応可能 大手プラントメーカー実績多数切削加工も対応

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大物製缶溶接.comでは、厚板の製缶板金、接合溶接(アーク溶接、Tig溶接、マニピュレーター溶接)、接合圧接(リベット止め)、接合ろう接:ろう付け、機械加工の切削加工(マシニング加工、NC旋盤加工等)、プレス加工、内面研磨等の加工を承ります。また、配管切断、配管溶接等の配管プレハブも行います。

アーク溶接

アーク溶接

アーク溶接は,金属材料(母材)と溶接棒との間にアークを発生させる溶接法であり,鉄系材料の溶接に最もよく利用されている溶接法です。

溶接棒を取り付けた保持器を使用して,母材と溶接棒の両方を溶かしながら溶接を行います。

アーク溶接は溶接速度がとても速く,適切なアーク溶接が行われれば溶接部の強度はかなり高くなります。

 

【アーク溶接における注意点】

・溶接棒の再乾燥

 ステンレス鋼溶接棒が吸湿すると、ピット、ブローホールが生じや すくフラックス脱落の原因にもなります。したがって、使 用前に再乾燥することが望まれます。この温度範囲を大幅に超えると、心線の熱膨張係数が大きいため、被覆に割れを生じて溶接中にフラックスが脱落することがあります。

・溶接電流

 ステンレス鋼溶接棒の心線にはステンレスが使用されているため 電気抵抗が高く、過大電流では、溶接棒が焼け、心線の温度が 1000℃を超える場合があります。溶接金属の 組成に悪影響を与えるばかりでなく、溶接作業を阻害する結果となることからから注意が必要になります。したがって、電流は規定の適正電流を使用し、交直 両用の溶接棒を直流で用いる場合は、交流で使用する電流範囲の10%程度低い電流を使用することが望まれます。

・運棒

 アーク長は溶接作業に支障のない範囲でできるだけ短くして下さい。アーク長が長くなるとアーク雰囲気が大気の影響を受けて窒素や酸素の巻込みの機会が多くなり、溶着金属に割れやピット、 ブローホールが生じやすくなります。運棒はストレートビードが望ましく、ウィービングビードを置く場合は、ビード幅を使用棒径の 2.5倍以下が望まれます。

・溶接部の溶接割れ

 クロムニッケルステンレス鋼に発生する割れは高温割れと称し、 溶接後900℃位の温度までに冷却する間に割れるものがほとんどです。その原因は、オーステナイト結晶粒の間に不純物が集まり、粒界の融点を下げるためであり、クレータ割れ、ビードたて割れなどが最も多いものです。このため、オーステナイト系ステンレス鋼溶接棒は、溶着金属のオーステナイト組織中に若干のフェライト組織を含ませて、割れ感度を少なくしてあります。なお、溶接はできるだけ連続溶接を避け、溶接部の高温加熱を最小限にするためパス間または層間温 度150℃以下を保持して行なうと一層安全です。

アーク溶接 : 製作実績