FAQ(製缶・溶接・切削)
【材料・材質】について
SUS304ステンレス鋼のすみ肉溶接及び突合せ溶接に最適な材料はなんですか?
SUS304ステンレス鋼として、SUS304、SUS304Lなどがあり、一般的に炭素含有量0.08%以下と0.030%以下のSUS304、SUS304Lが溶接用鋼材として多く使用されております。
鋼材及び溶接金属の炭素含有量が耐食性に影響を及ぼし、炭素含有量が0.08%以下のSUS304でも溶接部の耐食性を考慮してD308Lを使用することもある。炭素含有量の多いものほどCr炭化物の析出が多く、Cr炭化物周囲のCr欠乏層形成が粒界腐食、孔食の発生原因につながります。
最適な溶接材料として、JIS Z 3323のYF308、YF308Lが効率や作業性が良好のため、多く使用されております。